ホーム
スタッフ紹介
クリニック紹介
アクセス
初診の方へ
夏が終わり、秋涼の時期となりました。 収穫の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、行楽の秋と言われるように 旅行や運動など楽しみやすい季節です。 この秋、何かを始めてみてはいかがでしょうか? 院長先生が9月3日腰の手術をし、順調にリハビリを行っています。 その間皆様に院長不在でご迷惑をお掛けして、大変申し訳ございません。 院長は仕事柄座る姿勢が多いのですが、メンテナンスをする時間がなく、 どうしても前屈みの姿勢で長時間に及ぶデスクワーク、適度な運動も出来ず、 車ばかりの生活で歩くことを怠ることも要因だと思われます。 また近年、スマートフォンやゲーム、外で遊べない環境もあり、 小さい頃から視力低下、姿勢が崩れることが心配されています。 また姿勢が健康寿命を大きく左右すると言われます。 猫背姿勢で前屈みになり、椎間板は変形したり、硬くなったり、つぶれたりする為、 食べ物が飲みにくく、肩こりや首こり、胃腸のトラブル、呼吸が浅くなり良くないことばかりです。 いつも常に背筋を伸ばし、姿勢を意識しましょう。 ミトコンドリアは細胞内にあって、 体内のエネルギーの元になるATP(アデノシン三リン酸)を作る生産工場です。 ミトコンドリアの減る原因は過労、ストレス、睡眠不足、運動不足などです。 ミトコンドリアを増やす方法は有酸素運動、背筋を伸ばす、寒いところでは寒さを感じる、 空腹感を味わってから食事をとるなどです。 背筋の筋肉はミトコンドリアが多く含まれており、 姿勢を正しく保つことでミトコンドリアを増強することが出来ます。 背骨の変形は諦めず筋肉を鍛えることで、矯正されます。 姿勢を支える筋肉(インナーマッスル)を鍛えて、いつまでも元気で長生きを目指しましょう。 10月の生薬はサンザシ(山査子)を取り上げました。 古くから民間薬、食用として重宝されてきました。 キリストが処刑された時に着けていたイバラの冠は西洋サンザシの小枝だったそうです。 西洋サンザシは英名で「メイフラワー」と言います。 5月頃白色の可愛い花をつけ、10月頃真っ赤な実がなります。 サンザシ(山査子) バラ科 落葉低木 4~5月に白い花、10月に真っ赤な実がつきます 生薬 実(サンザシ) 果実を乾燥させたもの 成分 クエルセチン(フラボノイド) ウルソール(トリテルぺノイド) 薬効 消化不良や胃腸の炎症などに効果あり 抗酸化作用、アンチエイジング、美肌効果 血液の滞りを改善 サンザシの入っている漢方薬 啓脾湯(けいひとう) 胃腸の働きが弱ると食物の消化吸収が悪くなります。 体内の気が不足するのを改善する漢方薬は補中益気湯、六君子湯などが代表です。 啓脾湯は知名度では劣っている印象がありますが、とても優秀な漢方で、 胃腸が弱く、やせていて、頻繁に下痢になってしまう方に最適です。 季節の変わり目で気温差が大きいと自律神経が乱れて、寒暖差疲労を引き起こしやすい時期です。 冷たい物を控え、冷房ばかりに頼らず、入浴で汗をかき、規則正しい生活をしましょう。
2024-10-01 12:25:00