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冷たい空気の中でも梅の蕾がほころび始めました。 皆様、いかがお過ごしでしょうか? 私は1月8、9日漢方勉強の為、院長と共に漢方合宿に行ってきました。 漢方家の須藤先生のお取り計らいにより、 なんと張仲景の子孫で中国医師の先生がお話をして下さいました。 漢方を学ばれた方は、必ず知っておられる張仲景は、 今から2000年ほど前の漢の時代の方で、もともと官僚でした。 しかし、200人ほどいた自分の親族が病によって10年余りの間に 3分の2が命を落とされ、その7割が「傷寒」によるものであったことから 官僚を辞し、医師となり尽力を尽くされました。 長い歴史を経て、今なお日本でも使われている漢方薬のほとんどが この中に収められている著者でもあります。 この「傷寒」という病気、感染症の総称ではないかと言われています。 張仲景は「傷寒論、金匱要略」の著者であり、 その功績から医聖と称えられています。 2000年続いておられ、張仲景のお墓もお守りされている子孫の方にお会いでき、 また2000年前の漢方薬が今の感染症にも応用できる素晴らしさに感銘を受けました。 またコロナ禍で世界異常気象の中で漢方薬、ジェネリックの生産が追いつかず、 患者様が服用出来なく、困る状態に陥っています。 勉強会でも病気にかからないよう予防をしましょうとのことでした。 まずは、日々の体作り、質の良い睡眠、体の良い食事、 ストレスを溜めないように致しましょう。 10年に一度という寒波が到来し、 1月24日から吹雪、強風、積雪、低温度でびっくりしました。 部屋は暖かくして、外に出る時やお風呂に入る時などヒートショックにならないよう 各部屋、温度差が少なくなるように部屋を暖めておきましょう。 ウイルスは乾燥が好きです。 お部屋は湿度を保ち、外に出て帰ったら、手洗い、うがいをしましょう。 また節分には豆まきをして、邪気を払い除けます。 2月の生薬は冬でも緑色の葉を対生につけて 寒い冬も耐え忍ぶところからこの名が生まれました。 忍冬(にんどう)別名スイカズラを取り上げました。 花は白色(銀)から黄色(金)に変化することで金銀花と呼ばれます。 花の香りも良く、香水やアロマオイルとして人気です。 風邪薬に使われる生薬です。 忍冬(にんどう) スイカズラ科 花は5〜7月頃花びらが上下に大きく二つに分かれたような形 清熱、解毒効果があり、発熱や筋骨疼痛に用いられる 生薬部位 葉茎(秋冬に刈り取り天日干し) 生薬名 忍冬(にんどう) 成分 タンニン ロガニン 苦味配糖体 漢方処方 治頭瘡一方(ぢづそういっぽう) (湿疹、乳幼児の湿疹) 生薬名 金銀花(きんぎんか) 生薬部位 花蕾(からい)花が開く前に採取し、乾燥 成分 タンニン ルテオニン 漢方処方 銀翹散(ぎんぎょうさん) (熱感のある喉の痛い風邪) 余寒厳しき折、ご自愛専一にてお願い申し上げます。
2023-02-01 12:44:00