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新緑の候、新年度がスタートして早くも一ヶ月が経ちました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
寒暖差や気圧の変化、春の気候がバテを引き起こす
春は一日中の中でも朝と夜の気温差が大きく、相当量のエネルギーが消費され、
だるさを感じます。
また移動性高気圧や低気圧が次々と日本列島を通過し、この目まぐるしい気圧の変化も
春バテの原因となります。
春特有の症状として花粉症などが春バテに影響することがあります。
自律神経のバランスを崩し、交感神経優位でアレルギー症状が悪化することが分かっています。
その為、アトピー性皮膚炎、喘息が悪化することもあります。
特に体力のない方、高齢を重ねると筋力量が減少して代謝は落ちているので、
自律神経のバランスが乱れると冷えが起こる為、普段から冷えやすい方も注意が必要です。
昔の日本は夏バテはしても春バテすることはありませんでした。
原因に文明の発達、温暖化が考えられます。
冷蔵庫やエアコンの普及で体を冷やし、乗り物の発達はエネルギーを生み出す筋肉の衰えにつながります。
さらにストレスに弱い現代人は暮らしが便利になった一方で、
文明は人間が本来持っている能力を奪ったとも考えられます。
生活環境の変化などで体調に変化を感じるとゴールデンウィーク前後に症状が現れることが多く、
新しい環境に適応出来ず、主にストレスが原因と考えられています。
食欲がない、美味しくない、眠れない、集中力がない、一言一言で気にする、心に余裕がなく、
物事を深く考えるようになった、大勢の中に入るのが嫌になったなどの症状が出ることです。
その為にはまずはゆっくり体を休ませ体力回復させましょう。
人は興奮したり、緊張にある時交感神経が働き、呼吸が浅くなりがちです。
吐くことを意識した呼吸、深呼吸を心がけましょう。
ぬるめの38~40℃くらいのお風呂で体を温めましょう。
芯から温まるので、副交感神経が優位になり、睡眠の質も高まります。
適度な運動をしましょう。
ウオーキングは生活習慣病や認知症などあらゆる病気を予防することが分かっています。
食事は熱を生み出し、 筋肉を作ります。
たんぱく質を積極的に摂って、糖はエネルギー交換されやすいので、炭水化物も大切です。
よく噛んで食べることが大事です。
噛むことは消化を促す他、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぎ、内臓脂肪を燃焼させます。
体温が上がり、免疫力が高まります。
規則正しい生活をして、何とかなるさという気持ちで予期不安をせず生きましょう。
5月はバラ、チューリップ、藤、ツツジなどお花のパワー、香りをもらってリフレッシュしたいです。
5月の生薬の花はフジを取り上げました。
馴染みのある藤棚がちょうどゴールデンウイーク頃に見頃となります。
見事な枝の先端から垂れ下がる総状花序がつき、淡紫色の花が咲きます。
フジの仲間には2種類あります。
ヤマフジ 左巻き 花穂の長さ 10~15㎝
フジ(ノダフジ、ムラサキフジ) 右巻き 花穂の長さ 20~60㎝
つるは丈夫でつり橋や縄の代用などに使われます。
藤の花の香りは優しい甘い香りがして、優雅な気分で癒されます。
筋肉の緊張を和らげて、疲れを癒してくれます。
痛みを和らげたり、頭をすっきりさせる作用があります。
香り成分はベンジルアセテート、メチルベンゾテートで、
鎮静、リラックス、βエンドルフィン作用があります。
藤の花は「鬼滅の刃」(鬼を退治する武器として描かれている)を思い浮かべる魔除け効果があります。
直射日光を差す場所を好む好日植物で寿命は1000年を超えるものもあります。
藤の花の実は枝豆などと同じさやの中に種があります。
豆には邪気を払うと言われています。
日光をたくさん吸収して育つ為、鬼の弱点である太陽の光を感じるので、苦手ということです。
2025-05-01 11:03:00
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