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10月のごあいさつ

空が澄み、清々しい秋を感じる頃となりました。



赤とんぼと夕焼けのイラスト

今年は45年ぶりに最高記録で地球では12万年ぶりの暑さとのことです。









9月中旬から夜に虫の音が聞こえ、秋らしい風情を感じますが、日中は暑いですね。








皆様いかがお過ごしでしょうか?








戦争、天変地異の中もあり、物価上昇し、








10月も酒類、冷凍食品など値上げで大変住みづらい世の中となりました。










また近年、10〜20代前半の女性の方が市販薬をよく眠りたい、嫌なことを忘れたいとのことで、








自己破壊的な願望による薬物乱用が行われているとのことです。








市販の薬剤で服用しても改善されない場合、








食欲がない、めまい、やる気が出ない、朝起きれないが続いている場合は、








早めに専門医を受診しましょう。








秋は生命力を体の内側に取り入れる季節です。








夏に疲れた胃腸の調子も整い、食欲が増進します。



満腹な人のイラスト(女性)




空気も澄み切って健康回復に最適ですが、朝夕の冷えで肺の弱い人には負担がかかります。








風を引き込まないよう注意しましょう。








また9月からもインフルエンザが流行していることからこの時期検査をしなかっただけで







インフルエンザも季節を問わず、一年を通して流行することが考えられます。








よって基本は手洗い、うがい、免疫力を上げることが大切です。


うがい・手洗いのイラスト


コロナも流行してます。








コロナ検査をしても重症化されず、薬は抗炎症薬とのことですが、お年寄り、疾患のお持ちの方は、








重症化もあるので、気を付けて下さい。








今もコロナ外来は逼迫とのことです。








また、10月から公費でなく、保険診療になることで検査されない方も多くなる予想の為、








自らウイルスから守ることが大切です。








冬にインフルエンザにかかると、寒く、乾燥しているので、








かかりやすい為、予防接種が必要です。


予防注射を受ける人のイラスト(女性)

当クリニックも受け付けています。








また、50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種が出来ます。








帯状疱疹は、80歳までに3人に1人がかかると言われ、








50歳以上で発症した約2割の方が3ヶ月以上痛みが続き、目や耳に症状が出たり、








顔面神経麻痺などの重い後遺症が残ることもあります。








ワクチンは大きく分けて2つに分けられます。








不活性ワクチンと生ワクチンです。







生ワクチン接種は1回、シングリックスは不活性ワクチンで、2回の筋肉注射が必要です。







詳しくは当クリニックでお聞きください。



お辞儀をしている女性看護師・看護婦のイラスト




当クリニックも接種可能です。









10月の生薬は秋の七草に選ばれないことを残念に思うワレモコウを取り上げました。








秋の野菜として日本の山野に自生する生け花などにも使われます。








生け花の水揚げは熱湯で切り口を煮ると良いです。








また花瓶に10円玉を入れるのもおすすめです。








10円玉を入れることで水を銅イン水にして、汚れにくくすることで切り花の延命につながります。








生薬では根茎を乾燥したものがチユ(地楡)と言います。








ワレモコウ(吾亦紅)

8月22日 ワレモコウ - 花



紅色の花穂をつけますが、これは花びらではなく、がくです。







生薬部位    根茎      ちゆ(地楡)



地楡(ちゆ)/ワレモコウ(生薬;薬草;漢方薬;通販)




11月頃採取して、根茎を乾燥させたもの







成分     ウルサン型トリテルペンサポニン
         タンニン






効能     出血時間の短縮や血管収縮などの止血作用
        抗菌作用、抗火傷作用





秋令の折、くれぐれもご自愛ください。




橋を渡る ぴょこ と紅葉のイラスト
 


 

2023-10-01 08:40:00

折りたたむ

9月のごあいさつ

初秋とは名ばかりで厳しい残暑が続いています。



夕焼けとカカシのイラスト




梅雨より危険な暑さが続き、気象庁では10月上旬まで暑さが続くとのことです。









世界中で災害が多くなっております。









紅葉の方も気温差が少ない為、今年は色づきが弱いと懸念されています。









皆さん、いかがお過ごしでしょうか?









東洋医学では秋は「肺の季節」とされ、




肺のイラスト(人体)




空気が乾燥して冷気を受けると乾燥から粘膜のバリア機能が低下し、









空気中のウイルスや細菌などの異物が侵入して、感染症にかかりやすくなり、









体力を消耗しますので、体力を補う必要があります。免疫力を上げることです。









肺を潤す食材の特徴は「白色」です。









れんこん、百合根、山芋、大根、白ごま、白きくらげ、牡蠣、豚肉、いか、豆乳、









豆腐、卵、ぶどう、梨、柿、はちみつ、アーモンド、松の実、落花生などがあります。









また辛い物は発散する力が強いものが多く、潤いを失いやすくなります。









咳もストレスからくるものなので、ストレスを溜めないようにしましょう。




咳をする人のイラスト(女性)




秋は収穫の時です。









天地をみなぎる陽気を深く取り込み、健康エネルギーを逃がさないようにしたいです。









コロナや感染症にかからないようにするには手洗い、うがい、免疫力を高めることが大切です。









免疫力を高めるとは







①腸内環境を整えること


元気な腸のイラスト


免疫細胞の7割は腸にあり、善玉菌を増やすために、




生きた善玉菌を食べること、ヨーグルトなどの乳酸菌など食べるのも手です。




善玉菌のエサとなる食物繊維の多い食べ物(いも、ごぼう)や





オリゴ糖を多く含む食品(バナナ、たまねぎ)などの食品を食べるのも効果があります。





②自律神経を整えること



ストレスや不規則な生活、交感神経、副交感神経のバランスを保つこと、




睡眠不足や昼夜逆転、食生活の見直し、適度な運動をして、




不安を持ち込まず、何とかなる精神でいきましょう。




③基礎代謝を上げる



基礎代謝とは生きているだけで必要なエネルギー量です。




基礎代謝は加齢とともに落ちてきて、筋肉量が下がる傾向になるので散歩、ストレッチなどしましょう。




お肉もしっかり食べましょう。



体温が1℃下がると免疫力は30%下がります。




適度な運動、食事に気を使うことでアップにつながります。




スポーツの秋、食欲の秋、良い季節なので自分自身の生活を見直すチャンスです。




私も自分の為、今日からぼちぼちやっていきます。





ウォーキングをする女性のイラスト





さて、9月の生薬の花は秋の七草で、尾花(すすき)、葛の花、撫子(なでしこ)、









女郎花(おみなえし)、萩の花、藤袴(ふじはかま)、桔梗(ききょう)です。








七草はその美しさを鑑賞して楽しむものですべて薬草として、








昔の日本人に親しまれたものばかりが選ばれていることです。









その中の葛を取り上げました。






①葛はグリーンモンスター(強害雑草)と言われ、つる性植物なので、





非常に繫殖力が強い為、市街地や空き地や線路脇など頻繁にみられます。





雑草からの根は太く育たず、地面に生え広がる葛は節から根を出してしまうので、






養分から分散されてしまい、根が肥大しません。





良質な葛は日当たりの良い南斜面が良く取れ、






葛のつるは年を追うごとに太くなり、人の胴回りより太くなることもあります。






②葛と聞くと「くずもち」、「くずきり」などの伝統的な和菓子を思い浮かべます。


くずもち に対する画像結果



寒い季節になると葛湯で温まるのも良いです。




料理に使われたごま豆腐は一切豆は使っていません。




ごまと葛と水とシンプルな素材です。






③また、漢方薬で知られる葛根湯(かっこんとう)が浮かびます。




葛の根を乾燥させたものが葛根と言い、生薬に使われます。





葛には大豆成分と知られるイソフラボンやサポニンが豊富に含まれています。





イソフラボンは女性ホルモンと似た働きがあることから





更年期障害や骨粗鬆症の予防や改善に効果があると言われ、高麗人参にも含まれています。





サポニンは血管を拡張する働きがあり、血流を改善する効果が期待されます。








クズ


くず に対する画像結果


マメ科      多年草





濃い赤紫の藤の花を逆さにしたような花をつけます




生薬部位      根      葛根(かっこん)
           葛の周皮を除いた根


葛根 に対する画像結果


主要成分      イソフラボン配糖体(プエラリン)




適応        感冒、頭痛、肩こりなどの症状







漢方処方   






葛根湯(かっこんとう)





葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)






参蘇飲(じんそいん)





秋の気配が漂い始める季節の変わり目、どうぞご自愛ください。


赤とんぼと ぴょこ のイラスト

 

2023-09-01 12:04:00

折りたたむ

8月のごあいさつ

暑中お見舞い申し上げます。




虫取りのイラスト




梅雨明けから猛暑が続いておりますが、お元気になさっていますか?









日本各地で大雨の被害が報じられ、心よりお見舞い申し上げます。









さて、漢方に興味のおありの方なら「陰陽」という言葉を









聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?









漢方では地球上にある全てのものには陰と陽があると考え、









人間の体の状態や治療または養生にも使われます。









」は太陽に代表されるように熱や動的なもので、「」は氷や寒など静的なものです。









食物にも季節や生育などにより、陰と陽があり、










夏は身体を冷やす性質の陰性野菜









(スイカ、トマト、ゴーヤ、なす、きゅうり、ズッキーニ、モロヘイヤ、オクラ)など毎日食べたいです。









夏野菜には水分やカリウムが豊富に含まれ、夏は水分が不足しやすいので、









野菜を食べることは水分補給になります。


ベジタリアンの女性のイラスト






陽性野菜は冷えや体調が優れない時に滋養の目的で摂ります。









かぶ、ごぼう、レンコン、ねぎ、さつまいも、人参、にんにくなどあります。









私はトマト、ナス、玉ねぎ、人参、セロリ、かぼちゃを切り、








鍋に水を加えて、スープをたくさん作り、そのままでも美味しいですが、



野菜スープのイラスト





時によって、スパイスを入れてコショウ味の時、味噌味の時、カレー味、岩塩の味の時など










味を変えて毎日食べるように心がけています。










簡単で最強のスープです。










私達人間生活は食物添加物などの化学合成物質、タバコ、飲酒、公害物質、ストレスで









活性酸素の発生源が溢れています。









人間の体にも活性酸素を消去する抗酸化物質を作り出す働きが備わっていますが、









年齢と共に低下し、活性酸素に対応しにくくなります。










サラダより野菜スープには抗酸化力が10倍から100倍も強いです。









加熱すると野菜の有効成分が吸収しやすくなり、食物繊維が溶けて、









免疫力アップと腸内細菌の改善、










肝炎ウイルスやO-157、ピロリ菌の殺菌や有害成分の除去も備わっています。









 
スープをたくさん作って、毎日食べる習慣にしています。









一度試してみてはいかがでしょうか?








コロナ禍より4年振りの花火大会などのイベントがあり、夏を楽しみましょう。




空に打ち上がる花火のイラスト




夏は開放的でエネルギーを外向きに発散させる季節です。








外に出て体を動かし、汗をかいて、暑さを満喫してほしいですが、








この猛暑、くれぐれもご自愛ください。









手洗い、うがい、栄養、良い睡眠をとり、夏風邪やウイルスに負けないよう免疫力を上げましょう。




元気な女性のイラスト



真夏の風景を象徴するヒマワリです。








今回の生薬の花はヒマワリを取り上げました。









ヒマワリは陽の花の代表です。








名の由来は太陽の動く方向に向かって回ることで「日回り」でこの花に由来します。



ひまわり に対する画像結果





日本では食用の小さいものが陰、大きいものが陽となります。








種子からヒマワリ油を取って、食用としてはなじみはないです。









一年において秋冬が陰、春夏が陽、女性は陰、男性は陽、夜は陰、昼は陽になります。









陽の花は活力を与え、気を活発にし、気分が沈んでいる時に効果があります。








種にはVE、抗酸化作用の効果があり、サンフラワーシードプロテインと呼ばれ、








たんぱく質が豊富で、全体の約20%がたんぱく質です。









過剰に食べるとお腹がゆるくなる繊維質が含まれる為、20粒くらいにするとよいでしょう。








8月の生薬の花






ひまわり(向日葵子)



ひまわり に対する画像結果



キク科     一年草






生薬名  向日葵子(こうじつきし)



向日葵の種 に対する画像結果



使用部位  殻(ひまわりの種子の殻をむいたもの)







効能   出血性下痢







生薬名  向日葵殻(こうじつきかく)



向日葵の種 に対する画像結果



使用部位    種子の殻







効能     めまいや難聴







中国ではヒマワリの花葉茎根、全草に効能があるとされる








大輪の花から種が大量に採れても脂質が多いので食べ過ぎに注意です。








危険な暑さでありますので、くれぐれも体を冷やし過ぎず、








冷たい物の食べ過ぎは控えて、良い夏の思い出を作りましょう。




川遊びをする人たちのイラスト




くれぐれもご自愛くださいませ。



 

2023-08-01 08:44:00

折りたたむ

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